使わない方がマシ?品質の悪い商品に注意!
アルガンオイルブームで、たくさんの商品が開発されました。アルガンオイルの希少性もあり、中には粗悪品もあるようです。
美容のためにアルガンオイルを使ったはずなのに、品質が悪くて、その効果が感じられないのでは、使った意味がありません。
品質の良いアルガンオイルを選んで使ってこそ、アルガンオイルの効果が実感できます。
では、品質の良いアルガンオイルを選ぶには、どのようなことを目安に選べばいいのでしょうか。
良い商品を見極めるには?
アルガンオイルを配合しているスキンケア商品もたくさんありますが、その製品にどれくらいのアルガンオイルが入っているかにより、効果も変わってきます。
アルガンオイルを初めて使うなら、純粋なアルガンオイルがおすすめです。
アルガンオイル100%の商品がおすすめ
モロッコ原産のアルガンオイル100%の製品などは、品質としては問題ないです。
成分表示には、「アルガニアスピノサ核油」、「ピュアアルガンオイル」などと表記されています。
純粋なアルガンオイルは、成分表示を見ればすぐにわかります。簡単にチェックできるので、購入前に確認しましょう。
アルガンオイル100%のものではなく、アルガンオイルが配合されたスキンケア商品を選ぶ場合は、配合されている他の成分もよく事前に確認しましょう。
化粧品の成分表示は、配合量の多い順番に記載されています。アルガンオイルが、成分表示のどのあたりに記載されているかチェックしてみましょう。
(配合量が1%以下のものに関しては、記載順が自由という決まりがあります。また、着色剤は、配合量に関係なく最後にまとめ書きされています)
酸化していないオイルを選ぶ
アルンオイルは、比較的酸化しにくいオイルです。オリーブオイルの4倍ビタミンEが含まれているため、オイル自身の酸化も防げるのです。
でも、オイルである以上、一定期間がたつと、どうしても酸化してしまいます。
酸化したオイルを使うと、肌に効果がないだけでなく、トラブルが起こる場合もあります。
酸化したアルガンオイルは、色やにおいが変化します。
色
アルガンオイルの色は、元々、きれいな黄金色です。
色がうすいものは、他のオイルを足して薄めている可能性があります。
におい
アルガンオイルは、ナッツのような香りがします。それほどキツイ匂いではないので、人によっては、感じ方が違うかもしれませんが、香ばしいにおいがします。酸化している粗悪品の場合は、酸っぱいにおいがすることがあります。
遮光の容器に入っているものの方がいいの?
オイルの酸化を防ぐために、容器を遮光にしているものがあります。
それでは、透明な容器に入っている商品は避けるべきなのでしょうか?
アルガンオイルは、酸化しにくいオイルなので、遮光用の容器でなくても、冷暗所に保管できるのであれば、気にしなくて大丈夫です。直射日光が当たらない室内保存できる環境なら、アルガンオイルについては、酸化の心配はありません。
もし、保管場所に日が当たってしまう場合は、商品の箱をとっておいて、都度その中にしまうなどの工夫が必要です。
容器についての注意点で、もうひとつ大事なことがあります。
容器がプラスチック製の場合、空気を通すため酸化の心配があります。ビンの容器は、空気を通さないので、アルガンオイルの保存に適しています。
容器は、遮光でなくてもOKですが、ビンに入っているかどうかの方が重要なのです。
抽出方法にこだわる
低温圧搾法」や「非加熱圧搾法」で作られているものを選びましょう。
アルガンオイルは、アルガンの果実の種子の中にある『仁』という部分を取り出し、それを搾って作ります。
アルガンの種は、とても固い殻に覆われています。現地の女性が、その固い殻を手作業で石で砕いて取り出し、スキンケア用のアルガンオイルの場合は、圧搾機で絞り出します。
このように、熱を加えないで圧力をかけて搾る方法を『低温圧搾法』と言います。他に、熱を加えて搾る「高温圧搾法」もあり、高温圧搾法は、採油効率が良いのが特徴です。しかし、高温圧搾法は製造過程で高熱にさらされることから、酸化のリスクや添加物による品質の劣化のリスクもあります。低温圧搾法は、とても手間がかかり、効率も悪いのですが、素材がもつ独自の栄養分や香りなど残され、高品質なオイルが作れるのがメリットです。また、最近では、熱をまったく加えない「非加熱圧搾法」も開発されました品質の良いものを選びたい時は、「低温圧搾法」や「非加熱圧搾法」で作られているものを選ぶと良いでしょう。
酸化する前に使いきる
アルガンオイルの保存期間の目安
- 未開封で2年
- 開封後は3ヶ月
状態にもよりますが、開封後は3ヶ月程度で使い切ることがすすめられています。