乾燥した肌はシワやたるみなどの老化を引き起こす
化粧水で保湿しても、ちょっと時間がたつと、すぐに肌が乾いてしまうのが乾燥肌。
乾燥肌は、肌の水分をキープするために必要な、脂質や、アミノ酸などの天然保湿因子(NMF)が不足しています。
これらが足りていないため、お肌が水分をかかえこめない状態になっています。
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肌の乾燥を守っているのは、皮脂や天然保湿因子(NMF)、セラミドなどの角質細胞間脂質。皮脂や角質細胞間脂質に含まれている脂肪酸が、皮膚の水分の蒸発を防いだり、水分をかかえこんで、肌を保湿しています。
皮脂などに含まれる脂肪酸不足が乾燥の原因
皮脂などに含まれる主な脂肪酸
- オレイン酸
- パルミトレイン酸
- 必須脂肪酸
皮脂などに含まれるこれらの脂肪酸は、年齢ととも減っていき、肌が十分な水分を維持できず、乾燥しがちになります。肌のバリア機能も弱まるので、肌トラブルが起こりやすくなります。
例えば、紫外線による光老化。
紫外線A波(UVA)は、真皮の深いところまで届きます。肌のバリア機能が十分に働いていれば、深刻なダメージを受けずに済みますが、バリア機能が弱いと、真皮で肌のハリをキープしているコラーゲンやエラスチンが紫外線A波(UVA)によって変質させれて、お肌の弾力が失われます。
肌の脂肪酸不足は、肌荒れや乾燥だけでなく、たるみやしわなど、見た目の老化を進めてしまいます。
不足した脂肪酸は美容オイルで補える
脂肪酸が不足した乾燥肌を改善するには、肌にある脂肪酸と同じような働きをする油分をプラスするスキンケアが有効です。
植物オイルをはじめとする、ほとんどの美容オイルは、人の肌にある脂肪酸と同じ成分で構成されています。
このため、肌なじみがよく、保湿力にも優れていて、乾燥した肌をしっとりと潤し保護してくれます。
色々な成分があるスキンケアオイルですが、オイルに含まれる「オレイン酸」と「パルミトレイン酸」という脂肪酸が多いほど、保湿力が高くなります。
皮脂成分に最も多く含まれるオレイン酸は、肌の水分の蒸発を防ぐ大事な成分で、肌をコーティングして保湿し、刺激から肌を守ります。
パルミトレイン酸は、保湿力を高める効果や、肌の再生を助ける効果がありますが、年齢とともに減少していきます。
乾燥肌の人は、たいていオレイン酸が不足しているので、オレイン酸含有量の多いオイルが適しています。
乾燥肌に合う植物オイルはオレイン酸が多いもの
乾燥肌の場合、肌の脂肪酸のうち特にオレイン酸が不足しがちな傾向があります。
乾燥肌の改善には、オレイン酸を多く含んだ植物オイルやブレンドオイルを選んで、効果的に保湿しましょう。
オリーブオイル~オレイン酸が豊富な植物オイルと言えばこれ!
オリーブオイルは、オレイン酸が豊富に含まれ、さらに保湿成分であるスクワレンも含んでいて、保湿機能は文句なし。
しっとりと潤し、肌につやを与えてくれるリッチな使用感のオイルで、乾燥肌の人には、特に人気が高いオイルです。
- 全体の約70~80%をオレイン酸が占める
- ハリのある肌を作るビタミンEを含む
- 皮脂を構成している大事な保湿成分スクワレンが豊富
- 抗酸化成分ポリフェノールを含む
オリーブオイルについて詳しくはこちら
【オリーブオイル】選び方と使い方
アルガンオイル~強力な抗酸化力!アンチエイジングケアができる植物オイル
他のオイルには比べ物にならないくらい、ビタミンEがたっぷり含まれているアルガンオイル。
若返りのビタミンと言われているビタミンE、そして、抗酸化力のあるファイトケミカルも含んでいて、アンチエイジングには欠かせないオイルと言って過言ではありません。
アルガンオイルは、抗酸化力だけでなく、保湿力にも定評があります。
アルガンオイルの構成を見てみると、実に80%が不飽和脂肪酸(オレイン酸 約40%と、リノール酸 約40%)です。
保湿効果・肌のバリア効果・抗炎症作用・殺菌作用などの効果のあるリノール酸が多く含まれています。
オリーブオイルほどオレイン酸が多くないので、ニキビができやすい人にも、比較的合いやすいオイルです。
- 若返りのビタミンと呼ばれるビタミンEがたっぷり含まれている
- 保湿力が高いオレイン酸を多く含む
- 抗酸化力が強いフィトケミカルも豊富
- 顔にも体にも髪にも、全身に使える
アルガンオイルについて詳しくはこちら
【アルガンオイル】アンチエイジングオイルの代表格!人気の美容オイル
椿オイル~バリア機能に優れた肌になじむ植物オイル
ヘアケアのイメージが強いかもしれませんが、椿オイルはスキンケアにも適しています。
椿オイルは、オレイン酸を豊富に含み、皮脂との親和性が高いので、とてもよく肌になじみ、しっかりと水分を保持してくれます。
メイク落としやマッサージにも使える肌に優しいオイルです。
- 全体の約85%以上をオレイン酸が占める
- 非常に酸化しにくい
- 殺菌・抗菌作用があるサポニンを含む
【乾燥肌に合うオイル】おすすめ美容オイル
乾燥肌向き 小豆島ヘルシーランド ジ・オリーブオイル(100%オリーブオイル)
ジ・オリーブオイルシリーズは、産地によって4種類のオリーブオイルがあります。
その中でも、フランス産のオリーブを使った「ジ・オリーブオイルF」は、うるおいが長く続く高い保湿力が特徴で、人気の商品です。
他品種と比べてオレイン酸の含有量が多く、美肌に欠かせないビタミンEやポリフェノールが豊富に含まれる南フランス特有の香り高い品種「オリヴェール種」が使われ、酸度0.8%以下という厳しい国際基準をクリアしたエキストラヴァージンオリーブオイルのみ使用した上質のオリーブオイルです。
ジ・オリーブオイルFは、オリーブオイルの中でも、特に肌なじみがよく、浸透力の高いオイルです。
手のひらで温めてからハンドプレスして使ったり、マッサージしながら使うと、肌なじみがさらによくなります。
乾燥肌向き アルガンオイル
アルガンオイルには、「若返りのビタミン」と呼ばれている、強い抗酸化作用があるビタミンEが豊富に含まれています。
しわ・たるみを防いで、若々しい肌を作るビタミンEの量が、他のオイルに比べてダントツに多く、アンチエイジングオイルの代表格のオイルです。
また、活性酸素を防御・除去する抗酸化力が強い第7の栄養素「フィトケミカル」も豊富です。
しっとり肌を作るオレイン酸も含まれているので、乾燥やくすみを防ぐとともに、他の美容成分を肌の角質層のすみずみまで運んでくれます。